僕は高校生の頃、どんな場面でも淫夢語録が先行して口に出てきて、書き込む文字も淫夢語録がベースとなり、ホモビデオやそれを元にしたMAD、あるいはそれに巻き込まれた様々な動画たちを観て、それで無駄な時間を過ごした『ホモガキ』、つまり今で言うところの
『インムキッズ』という
とてもつまらなくて、害悪で、インターネットの悪いところを全部ギッチギチに詰め込んだ
すなわち
ゴミカスそのものでした。
もちろん、現在はホモガキから脱却して、(淫夢動画は見たりするけど)言葉遣いも普通ですし、書き込む文字もクセはあるけどまあ普通な人間になるように自分で治療しました。
まだ完治はしていない気がします、というかこれは一生治らない病気だと思ってます。
本日はこんな怪物がどうして誕生してしまったのか、どのようにして現在に至るのかをお話ししようと思います。
なおこの記事には汚い表現、不快になる表現、罵倒、暴言、その他諸々が含まれています。
そういうのが苦手な方、上げ足をとってくるような方は読まないでください。やめろよ?
逆に過剰に淫夢で反応してなんでもこじつけるインムキッズはこの記事を読もう、お前の数年先を俺は救いたいんだ。
【野獣先輩との出会い編】
2014年4月、僕は期待と不安で胸を高鳴らせながら高校生になりました。中途半端な田舎にありがちな小学校、中学校はほぼ同じ人間という環境で生きてきた僕にとって高校という場所は初めて出会う人間ばかりでした。
4月もしばらく経つと僕はとりあえずいつもいる2人の友人ができました。僕達は主にゲームの話で大いに盛り上がりました。
その友人の1人が少々変わったセリフを使ってきました。
聞くとそいつの友人(僕の友達の友達)がよく使うセリフのようで、ニコニコで流行ってるホモビデオが元ネタだと言うのです。
当時僕が知ってたニコニコの流行り物といえばフタエノキワミだったりオンドゥル語だったりをぽつぽつ知ってるだけ、とまあ比較的健全で男同士の絡みも阿部さんやレスリングを『なんとなくそういう物がある』という認識しかしていませんでした。
よく知らないけどなんか面白いセリフを言っている…好奇心旺盛な男子高校生は興味津々です。
で、なんで調べれば出てくるのと質問すると『野獣先輩だって』との答えが返ってきました。
出会っちまった
【(淫夢)やりますねえ!編】
それから僕はめちゃくちゃ淫夢にハマりました。いろんなMADや本編動画を見ました。中3の2月くらいにスマホを買い与えられたばかりだったので何かのリミッターが外れていたのでしょう。
こんな面白い世界があるなんて、多分当時の僕はそういうことを考えてたんだと思います。
そしてその面白いことへの興味はクッキー☆にも向けられます。当時は東方にも大いにはまっていた時期だったので興味が向くのは必然だったのかも知れません。
もうそこからの僕はすごくキモかったです。
なんでもかんでも思いつくのは淫夢とクッキー☆、毎日MADを観ては夜更かしをし、そのせいで寝不足、勉強についていけないと思ったらストレス解消にまた淫夢を観る…。
こんな最悪な循環にとことん堕ちていきました。
観る動画はどんどんコアになりもうホモセは当たり前、うんこ系も観たり、ちょっとそれっぽい描写のせいで風評被害にあった作品を指差し笑い、余計なことを口走り、語録を書き込み、面白いときはwではなく草…。
そんな生活は僕1人ではなく高校の友人グループ数人もしていたようで、(成績はみんな全然良かったけど)淫夢やクッキー☆語録だけで会話が成り立つようになり、今思えばいよいよ地獄オブ地獄でした。
そのうち淫夢だけでなくハセカラ、syamu、岩間などの誹謗中傷気味な例のアレの方にも精通するようになっていきました。
兎に角例のアレならなんでもいい!イキスギィ!たまげたなぁ!そうだよ(便乗)!声なき声に光を!ウィィィッス!
そしてそんな言葉を駆使しながら私生活を送ったり「アニオタはノンケ!」とかほざきつつクッキー☆声優にリプを送る…。
本当にどういう神経してたんでしょうね。
参照用鴉さん on Twitter: "クッキー☆初心者は第二弾から見よう(提案) 第二弾はそこそこうまい人多いからオススメだゾ 第三弾はクソクソアンドクソ"
何勧めてんだよなんだその語尾
参照用鴉さん on Twitter: "ちなみに蓮花蝶はほのぼの神社の原曲だゾ"
東オタとホモガキが混ざりシンプルに気持ち悪い
参照用鴉さん on Twitter: "リーマンの足早スギィ!自分、天狗仲間の勧誘良いっすか?"
何様だよこいつ
参照用鴉さん on Twitter: "嘘つけ絶対27だゾ… "
オタクコンテンツに触れても治らない
マジで頭おかしいよほんとに。
【あれ?なんか違くね?編】
デレマスのアニメを(流し)観て、アニマスの再放送を(流し)観て、東方にも順調にハマり続け、それでもなおオタクコンテンツはノンケ!でもクッキー☆は違うから!みたいな頭おかしい時期が3年近く続きました。高校の友人に僕のイメージを聞くと多分『ホモガキ』だと思います、そこまで酷かったです。
ですが2016~2017年あたりから例のアレランキングを見てもイマイチ興味の湧く動画が出てこなくなりました。(ケツデカピングーは面白かったです)
ランキングに並ぶのはこじつけ動画やホモと見る〇〇とかいうコメントだけで成り立つアニメや教材ビデオをそのまま流す動画…。それらを視聴者は淫夢だ淫夢だ!と囃し立てる…。
正直何か違うと思いました、本編見てMAD見て、時々淫夢実況観てゲラゲラ笑うのが俺が観たい淫夢動画だ、とそう思いました。(でもこの時の思想も十分ホモガキっスけどね)
そうなると、だんだん淫夢動画に興味が湧かなくなりました。むしろ淫夢伝いで興味を持ったてーきゅうにガッツリとハマるようになりました。
そして淫夢とはまるで関係なくてーきゅうからの声優つながりでミリマスをしっかりとやるようになり、それでも動画は例のアレの本編系をメインで試聴する…というライフスタイルに変わりつつありました。
そして決定的に考え方が変わった出来事があります。
千葉県民特有の卒業旅行でディズニーの帰りに当時めちゃくちゃ仲良かったフォロワーからリプが飛んできました。
それは匿名掲示板の晒しスレでクッキー☆声優にリプ送る数多のホモガキの一人として晒されている(ただし一年くらい前、一番酷い時期の書き込み)ことを教えてくれました。
ディズニーという明るいまさに光を大量に浴びた後に闇の中にいた自分が闇に晒されてる…。
その事実は僕を一瞬でマトモな方向に引き戻してくれました。
これで『治療』は終了した、と思いましたが実はまだ後遺症が残っていました。
【後遺症編】
そしてときは流れ2018年頃、wではなく草を使うという障害じみた拘りも無くなり、淫夢もまあ流行ってるやつの本編ちょっと観てあとはホモガキいじり(1年くらい前まで自分がそっちだったのに)に使う程度、あとは東方とかミリシタとかダンスラとかを好きなように遊び、今の僕がほぼ形成されました。
しかし重大な後遺症が残っていました。
それは淫夢ネタ通じる相手なら語録で話しても問題ないだろうという意識です。
実際、問題ありませんでした。僕が人生最初で最後の同人誌寄稿をした界隈は別に語録を使っても通じましたしなんなら乗ってくれました。
でもそれは甘えでした。それは僕が界隈に甘えてるのではなく界隈の人間がお互い甘え甘えられ、そういう甘えでした。
僕は作品への愛はそのままにその界隈から徐々にフェードアウトしていきました。その界隈の人との関わりはまだありますが淫夢ネタでのコミュニケーションは甘えだと思ってもうやっていません。
当人との特有のノリはありますがそれは淫夢というものに頼らない自分たちで成り立ったものになっています。
コミュニケーションを淫夢語録で頼る、それが後遺症でした。
【得と損編】
基本何かの物事があれば得と損が発生するものです。
良かったことは釣られなくなったことですがそもそもネット掲示板とかSNSの使い方によってはそういう釣りなんて一切触れないので無意味ですね。なので良かったことはないです、マジで。
逆に悪かったことは高校生の大切な時間を潰し、コミュニケーションを語録に頼りそれ以上の発展をほとんど望めず、最終的に晒される可能性もあるということです。
マジで悪ですよ。
【つまり何が言いたいんだ編】
要はネタはネタで楽しんでいいけどそれで自分の貴重な時間をめちゃくちゃに潰したり人間関係に傷付けたりすることが大いにある、特に実在する人をいじって成り立つコンテンツなんだから
時と場合を弁えて楽しみましょうね!
無知な周りを巻き込んだりしないように!
友人が釣られてたらネタを押し付けるんでなくそれとなく助けてあげよう!
ということです。
使える場面は内輪だけ!
面白いものは面白い、それはまあ仕方がないですけど。
自分1人でほどよく楽しむのは構いません、節度を守りましょうね!ということです。
現に僕も淫夢ネタ使うときありますけどそれは多くのネタのうちの一つであって特にそれがメインってわけではありません。
僕もそうなんですけど多感な時期についたクセは一生治らないと思います。インムジジイの誕生です。
この記事を読んで元インムキッズは何を感じましたか?僕と同じような流れで淫夢から離れてネタ程度で使ってますか?
この記事を読んだ現インムキッズはそろそろ一歩進むときだと思いますよ、患ったものは一生完治しませんが僕はそんなこと構わないと思います。ホモガキのままでいるならホモガキから脱却した方が数億倍マシですし、数億倍素敵な人生を送れると思いますよ。
あと私の淫夢発言で迷惑をかけた皆様、本当に申し訳ありませんでした。現在は反省しております。